夏に帰ることができなかった広島に
4日間だけ帰ってきました。
骨壷の中の父に会いに
それからご先祖様のお墓参りと、母に会いに。
父がこの世を旅立ってから私は
失うことの怖さに取り憑かれてしまっていて
それはどうしても拭うことができずに
心のどこかがいつも苦しんでいるみたい。
東京に戻って来た次の日は
大切な家族と居心地の良い場所がひたすらに恋しくて
一日中めそめそしていました。
そんな呟きを聞いた友達が
’いいんだよ、
聖子さん。いつも頑張ってるんだから
めそめそしてもいいんだよ。’
と言ってくれた
心にふわっとお花が咲いたみたいだった。